- 永代供養墓とはなんですか。
- 永代供養墓のメリットは?
- どういう人が永代供養墓を申し込んでいるのですか。
- 永代供養墓への納骨はどのようにされるのですか。
- 一般のお墓(先祖代々のお墓)との違いはなにですか。
- 永代供養墓は納骨後お寺がどのように供養してくれるのですか。
- お墓を購入することは、所有権を持つことでしょうか。
- 永代供養墓の造りはどのようになっているのですか。
- 永代供養墓の費用はどのくらいかかるのでしょうか。
- 生前申込みはできるのでしょうか
- 戒名は付けてもらえるのですか。
- 戒名がなくても納骨できるのでしょうか。
- 永代供養墓の選び方は。
- 税金はかかるのですか。
- 永代供養墓への改葬(お骨を移す)はどのようにしたらいいですか。
永代供養墓とはなんですか。
お墓参りできない人に代わって、あるいはお墓参りしてくれる人がいなくても、代わりにお寺が責任持って永代にわたって供養と管理をしてもらえるお墓です。
永代供養墓は、「えいたいくようばか」あるいは「えいたいくようぼ」と呼ばれています。
一般的に他の人と一緒の墓あるいは同じ納骨室(棚)に安置されることから、合祀(ごうし)墓、合同墓、合葬(ごうそう)墓、共同墓、集合墓、合葬式納骨堂などとも呼ばれています。
また個々のお寺によって、永代供養塔、倶会一処墓、永代納骨堂、生前個人墓、永代供養廟(びょう)、永代納骨廟、永遠墓など様々な名称がつけられています。
永代供養墓のメリットは?
永代供養墓の大きなメリットとしては、「管理・維持はお寺が行う為、管理などの手間・面倒がない。」「お寺が責任をもって永代にわたって供養をしてくれるので無縁になる心配がない」などがあります。
詳しい永代供養墓のメリットについては、専用のページをご覧ください。
どういう人が永代供養墓を申し込んでいるのですか。
以下のような人が永代供養墓を申し込んでいます。
- 子どもが女の子しかいないためお墓を継ぐ人がいなくなってしまう人
- 次男であるために本家のお墓には入れない人
- 田舎から出てきているため今現在住んでいる所に新しくお墓を求めたい人
- 自分のはいるお墓を自分で決めたい人
- 親子でもお墓のことで子どもに負担をかけたくない人
- 結婚はしないという独身の人
- 離婚により単身の人
- 先祖代々のお墓を継いだがお寺とのつき合いが負担になっている人
- 経済的事情などからお墓にあまり費用をかけられないという人
- なかなかお墓参りに足を運ぶことができないので掃除や供養を含めた管理をお願いしたい人
永代供養墓への納骨はどのようにされるのですか。
永代供養墓への納骨方法は大まかに以下の方法に分類することができます。
- 合祀と言われていますが、最初から遺骨を骨壷から出し一箇所にまとめ土に還す(合祀墓と言われています)
- ある一定期間、たとえば33回忌(お寺によって3回忌~50回忌でまちまちです)まで、納骨堂あるいは棚に骨壷(木の箱)あるいは布袋のお寺もあります)のままお骨を安置、その後合祀
- お骨を分骨し、一部を一定期間あるいは永代に安置し、残りのお骨は合祀
一般のお墓(先代のお墓)との違いはなにですか。
主な一般のお墓との違いとして以下の点があります。
- お墓参りしなくてもお寺が責任を持って永代にわたって供養と管理をしてくれる
- 墓石代がかからない(個人墓の場合を除く)ので、一般のお墓と比べて料金が安い。
・ 一式料金で10万円から100万円以上と形式、納骨方法によって料金はまちまちですが、30万円から50万円ぐらいが平均と言われています。
- 一式料金を一度支払えば、その後管理費、お布施(お塔婆代など)寄付金など一切費用はかかりません。
・ ただし、生前申込みの場合については年会費あるいは護寺費、年間管理費を支払うかたちになっているお寺もあります。
- 過去の宗旨宗派は問われませんし、宗旨宗派にこだわる必要はありません。
・ 稀ですが宗派に帰依(きえ)(信仰)する、檀家になることが条件としているお寺もあります。
永代供養墓は納骨後お寺がどのように供養してくれるのですか。
- 毎年春彼岸、お盆、秋彼岸に合同供養を行う
- 年に1回あるいは毎月供養
- 毎年祥月命日も供養
- 回忌供養も供養
などお寺によってまちまちです。
お墓を購入することは、所有権を持つことでしょうか。
お墓を購入することはお墓の権利を得ることで、墓地区画を所有するのではなく、区画の使用権を持つことです。この使用権は継承する人がいなくなりますと無縁になり、使用権は消滅します。使用者が死亡した後3年から5年間届け出がなければ使用権がなくなると規定しているところが多いです。
使用者が住所不明になった場合も、使用権は7年経過すれば消滅するというのがほとんどです。こうしたことから、少子化、高齢化でのお墓の継承者がいなくなる傾向にある現代事情において無縁墓が増えているわけです。永代供養墓の場合はお墓を継ぐ人がいなくなっても無縁仏になりません。それだけに永代供養墓の需要が急速に高まっているわけです。
永代供養墓の造りはどのようになっているのですか。
主に以下のタイプに分かれます。
- 一般のお墓を大きくしたかたちで地下あるいは半地下にお骨安置用の納骨室(納骨棚)をつくり、その上に仏像、仏塔、碑などを建立したお墓
- お骨安置用の納骨室(納骨棚)をつくり、その下に合祀(散骨)スペース(合祀墓)を設けたお墓
- 合葬式の納骨堂(建物)
- 一般のお墓のように個別(個人、夫婦)のお墓
さらに、納骨された人の名前などの記録として
- 石板の墓誌(ぼし)に刻字
- 過去帳に記載
- 墓籍簿に記載
のかたちがとられていますが、1のかたちが多いようです。
永代供養墓の費用はどのくらいかかるのでしょうか。
永代供養墓の料金は、一般的に
- 永代供養料=永代にわたって供養してもらう費用
- 納骨法要のお布施
- 刻字料=墓誌に納骨者名などを彫る費用
の1体(1骨・1霊・1人)あたりの一式で料金とされています。
- 刻字料が別料金になているお寺もあります
- 納骨法要のお布施は別途
- 夫婦2人で同時に申し込みなど、複数体申込みの場合は1体の場合より割安料金としているお寺もあります。
- 生前の申込み者に対して入会費、年会費、入檀料などを別料金としているお寺もあります。
- 永代供養墓の一式料金は、各お寺によってまちまちで、10万円以下という永代供養墓もあれば、100万円以上するところもあります。
- 最初から土に還す合祀であれば1体10万円、お骨を一定期間で安置するかたちであれば30万円~50万円が平均的な金額といわれています。
生前申込みはできるのでしょうか
生前契約できることころがほとんどです。
戒名は付けてもらえるのですか。
戒名を希望する場合は、別料金となることがほとんどです。
戒名がなくても納骨できるのでしょうか。
戒名がなくても俗名でも大丈夫なところがほとんどです。
永代供養墓の選び方は。
永代供養墓は様々なタイプがありますので、選ぶに当たってご自分のニーズをはっきりさせる事が第一です。
たとえば
- 「お寺で子どもに面倒や負担を残したくないから」という考えでしたら、日本全国どこでもOKというわけにはいきません。なぜならば、残された子どもさんは管理費、お塔婆代などお布施、寄付金の金銭的負担がなければ都合のいいときにお参りしてもらえるでしょう。
- 「ともかくお墓に高いお金をかけたくない、安ければ合葬式お墓や納骨堂でかまわない」ということであれば、料金最優先で選ぶことになります。さらに「最初から合祀でOK」ということであれば、合祀墓、納骨方法が合祀タイプから選べばさらに安い費用で済みます。
- 「子ども(身内、血縁者)がいない」「子どもが嫁いでしまった」などでお墓を継ぐ人がいないからということでしたら、ご自分の気に入った環境、イメージのところにある永代供養墓を選ぶのがいいでしょう。
海が好きな人は海の見えるお寺のものを選ぶとか、日本全国の中から選ぶことができます。
など、永代供養墓に対する自分のニーズを明確にすることが大事です。
そして、どんなニーズをお持ちでも、永代供養墓を選ぶに当たって、責任を持って永代にわたって供養してくれる、
信頼できるお寺を選ぶことが不可欠です。そのためには、ご自分自身がお寺に出向き、見学するだけではなく、
ご住職と面談して、十分に納得した上で申し込むことが必要です。
税金はかかるのですか。
永代供養墓は消費税、固定資産税、相続税等かかりません。
永代供養墓への改葬(お骨を移す)はどのようにしたらいいですか。
「遠い故郷にある古い墓地を片付けてお骨を移したい」「先祖代々のお墓がある今のお寺との付き合いが負担、お寺から離れたいので墓地を引き上げたい」などでお骨を永代供養墓に移す場合、方法は以下の通りです。
- 今までのお墓がある市町村役場から「改葬許可申請書」をもらう
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- 必要事項を記入のうえ、今までのお墓のお寺から署名、押印をもらう
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- 新たに納骨する永代供養墓のお寺から「使用(納骨)許可書」をもらう
↓
- これらを持って今までのお墓がある市町村役場へ行き、「改葬許可証」を発行してもらう
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- 今までのお墓のお寺で「魂(こん)抜き(閉魂供養、消魂供養とも言う)」(墓前で読経してもらう)をして遺骨を取り出す。墓地を整理(石材店に墓石を取り払ってもらう)する。
↓
- 新しいお寺へ「遺骨」と「改葬許可証」を持参する。
↓
- 永代供養墓へ納骨あるいは合祀してくれます。